長崎県には対馬・壱岐・五島列島などおよそ600もの島があります。島国と呼ばれる日本には更に小さな離島が複数存在しているのです。
離島の中には医師不在の島もありますが、離島に住んでいる人々の命や健康を守るために離島に診療所があるところもあります。
若い人たちは本土へ移住してしまうことが多く、離島にはお年寄りが多くなっています。
そんな離島のお年寄りの健康管理や、医療を支えているのが離島看護師です。
離島の職場自体が少ないため、求人自体はそんなに多くはありません。しかし、確実に看護師の求人は存在します。
それだけ離島は人手不足ということです。
それに、離島の看護には離島にしかない魅力もあります。
本土に比べると、医療技術や設備に限界があり、なかなか思うような医療や看護が提供できないことも多いのですが、その分一人一人にじっくり向き合った看護が出来るのが魅力です。
小さな島では島の住民すべてと接することもあるかもしれません。
じっくりと対応できる分、患者さんが亡くなったときは家族同様の悲しみもあるようですが、そのくらい密接に島の住人と向き合うことが出来るのです。
また、離島では本土と違って医療や看護の設備や技術が満たされていません。
しかし、その中でいかに患者さんが心地よく看護を受けることが出来るのかを考えることが出来るのも離島看護師ならではの仕事です。
また、都会ではなかなか学ぶことの出来ない、医師との連携や看護師同士、患者さんなどとの連携を学ぶことが出来るのも魅力です。
ただし、都会から離島医療に回ってきた人たちは看護のレベルの低下に悩み、逆に離島医療になれてしまった人たちは本土の看護に転職する際、レベルの違いに戸惑ってしまうことがあるので注意が必要です。